「古泉くん3号、売れてよかったですね。」
「あったりまえよ!だってあたしが作ったんだから!」 そう、あたしの作った『古泉くん』が売れないはずないじゃないの。みくるちゃんも心配性ねぇ。 あたしが作った古泉くん1号・2号・3号以下略は自分で考え自分で行動するアンドロイド。感情が全てプログラムによるものなんて、そんなつまんないもの作りたくなかったから、あたしの全てをかけて作り上げた最高傑作。心を持った存在なのよ。 だから古泉くん、幸せになりなさいね。 「さぁユキ!みくるちゃん!残りの古泉くんもジャンジャン売っていくわよ!」 「はぁい。わかりました!」 「では今夜も深夜の電波ジャックに取り掛かる。」 「お願いね、ユキ。ばっちりあたしたちのCM割り込ませといて!」 「まかせて。」 ユキの指が凄い勢いでキーボードを叩き始める。 さあ、今夜「電動王子様コイズミ」のCMを見てあたしたちに連絡してくるラッキーな人は何処のどいつかしら。今なら特別サービスでこの「まっがーれ↓スプーン」つきよ! 実はこのハルヒ、初期設定は 「パラレルワールドを移動できて、それぞれの世界のキョンにアンドロイド古泉を売っている」 というものでした(笑) もう滅茶苦茶。 ここまで読んでくださってありがとうございました。 そして、色々とお疲れ様でした(苦笑) (2007.09.01 up) |