オレの名は コン。

King Of NewYork 略してK.O.Nだ。





嘘だ。





現在 男手ひとつで

密かに気に入っているオレンジ頭の 実はかなり頭が良いらしい(おまけに喧嘩も強い)死神高校生と

我が神である 黒髪美少女元死神(今日は井上さん達と買い物に行っている)の二人を養う多忙な日々を送る

一匹狼だ。





……そんなオレだが

今、

下駄のクソヤローの所に居る

それじゃ なぜオレは こんな所に居るのか?

今日は まずそこから 話さなきゃいけない。



そうだろ?


















 Spiteful tongue Lion

















 - 今朝(土曜日)。 10;05 a.m. -

       - 黒崎家。 -

      - 一護の部屋。 -



今日は一護のヤツもやっとテスト期間が終わり、久しぶりにゆっくり出来る…ハズだった。

「オイ! 一護!」

「なんだよ うるせぇな!久しぶりに休めるんだから静かにしてくれよ!」

「なんだよ じゃねぇっ!お前 虚の気配 感じねぇのか!?」

ここ最近忙しかったから疲れてたんだろうな 虚の気配も感じ取れないぐらいに。

「へ? うわっ!ホントだ今すぐ倒しに行かねぇと!」

「でも、どうする?今日は姐サンも居ねぇし…」


二人でどうするべきが悩んでいると 突然 一護が「良い事を思いついた!」

見たいな顔になったから聞いてみたら


「浦原のトコに行ったら良いんじゃねぇか?」


一護のヤツ ちょっと鈍感すぎねぇか?

クソ下駄のトコなんか行ったら お前が戦ってる間 体に何されるか分かったもんじゃねぇぞ?


まぁオレが入っとくつもりだけど。


「仕方ねぇ…そうするか!」

一護のヤツは「何が仕方ねぇんだ?」って顔をしてた。やっぱ鈍いなコイツ…

















  - 浦原商店 -





「…い……いらっしゃいませ…」

オレと一護を出迎えたのはゴキブリみたいな髪型のお子様型店員。たしか名前は ウルルだっけか

「おう!浦原はいるか?」

何 アイサツ返してんだよ!まったく

「キスケさんは奥です…」

「わかった ありがとな」

そう言って一護はコイツの頭を撫でた。クソっ!

コイツに恨みはねぇがあのクソ下駄が作ったモノと思うとムカつく

「何やってんだ?行くぞ?」

どうやら無意識の内に行動に出ていたようだ。気をつけないとな

「待てよ 一護!」

「なんだよ!今は話してるヒマなんてねぇだろ!」

「いいから聞け!浦原に魂抜いてもらうのはオレだ。で、オマエはオレを飲み込んで死神化しろ!」

「なんでそんな面倒くさい事しなきゃいけねぇんだよ!オレの魂抜くだけでいいじゃねぇか!」

これ以上問答しても無駄だと思ったので

「いいからオレの言う通りにしろ!わかったな?」

「…わーったよ」

これで一護の体は ひとまず安心だな。















- 浦原商店内 浦原の自室 -





「イラッシャイマセv 今日は何の御用で?」

オイオイ ハート付いてんぞ気持ち悪い

「何って虚の気配感じねぇのか!?」

一護が問う

「アンタ気づかねぇのか?オレでも分かったのに… そんなんでよく隊長になんかなれたな?」

一護が言い終わると同時に言ってやった。

「へ? 虚の気配ですか?確かに感じますね〜こりゃ大物だ」

このクソ下駄が さっきからオレの事すっげーヤな目で見やがって そんなにオレが気にくわねぇか?

まぁ気に入って欲しくもねぇけどな。

「そこまで分かってるんだったら とっとと俺を死神化しろ!」

「ハイハイvお安いごようですヨンv」

クソ下駄が一護の魂を抜こうとした時にオレと一護が同時に言った

『オレ(コイツ)をぬいぐるみから出してくれ!』

今の顔すっげー残念そうだったなどんな事 想像してたんだよ?

うわ〜さっきより憎しみのこもった目でオレを見てやがる。

「早くしてくれ時間がねぇ!」

やっぱ一護のヤツ気づいてねぇな ま、その方が良いけどな

「ハイハイv 分かってますってv 黒崎サンv」

次の瞬間 下駄のヤローが例の杖で思いっきりオレの事刺しやがった!

まぁ器子は通り貫けるから痛くはなかったけど。


オレの事を飲み込んで 一護は死神化した

「じゃぁコン! 行って来るからな!俺の体 見といてくれよ!」

「わかってるって 早く行って来い!」

















そして今に至ったわけだ。







一護が出て行った後なんとも言えない気まずい沈黙が流れた

先に口を開いたのはクソ下駄。

「お前が黒崎サンに入れ知恵したのか?」

うわ コイツ本気で怒ってんな まぁ一護の体に入ってっから殴られたりはしないだろうけど。

「そうだよ!何かそれでお前が困る事でもあるのかよ?」

さぁ どう出る?

「余計な事を 改造魂魄の分際で…!」

「改造魂魄だからって どうした?そんな事はお前には関係ないしオレはお前に好かれたくも無い」

一息で言い切ってやったら

「今ここで霊子のひとかけら さえ残さずに消して欲しいのか?改造魂魄」

やっべぇ コイツ目が本気だ…言いすぎたか?でも まだ言いたりねぇ

「消せるもんなら消してみれば?そんな事したら一護はどう思うかな?」

オレは一護に必要とされてるんだぜ?そう思いながら言ってやれば

「…お前は 自分の事を過大評価し過ぎているぞ 改造魂魄」

おぉ 怖い怖い でもだんだん声色がおとなしくなってきたな。

「オレは少なくともお前よりは一護に信頼されてるからな!お前なんかが

一護の近くに居て良いと思ってるのか?いい加減 気付けよクソ下駄が」

どうだ これは効くだろ

「…」

黙り込んじまったトコを見るとダメージは大きいみたいだな。

「少しは頭を使えよ 元技術開発局 局長さん?」

「………。」



再起不能らしいな







「一護のヤツ遅いな 迎えに行ってやるか!」



まだ立ち直っていないクソ下駄に

「それじゃァな、浦原さん。これで失礼するぜ。」

一護の真似で止めを刺しておいた。


















□写楽様あとがき



ふぅ、つ、疲れた…

時間軸は尸魂界編後のパラレルっス。(ルキア姐サンが居る・死神代行許可証が無い)

こんなモノで良かったスか?


題名の意味は「毒舌ライオン」ヒドイネーミングだ…

後 冒頭の『King Of New York』か『King Of Nuigurumi』の

どちらにしようか悩んだんッス、でも King Of New York にして良かった…書き始めの時のオレの思考回路って一体…?



一部、姐サンの『Black Tune』をパクっております。(爆)

じゃァな!













□華糸コメント



ウフフフ・・・(不気味)

写楽様から頂きました。黒コン小説です。まさに毒舌☆な男前コンvv


黒コンの前では浦原さんですら敗北と言う二文字を背負わねばならないのか・・・!

凄いぞ黒コン!偉いぞ黒コン!そして目指すは世界だ!(何が!?/笑)


写楽様、この度は素敵小説をありがとうございましたvv

サンクス☆












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