一護が学校に言っている隙に真咲母さんと洋服作り。

予告通り義骸も用意されていたので問題なく作業開始。



布を裁断してチクチク縫って

トルソーに着せて立体感もバッチリ☆

って…



「真咲母さん…これ、一護は着てくれないと思うんっすけど……」



「大丈夫」



いや…大丈夫じゃないし……

ここまで作っておいて今更と言われるだろうが

うん、作るのは楽しかった。

一護とそっくりの、更に特盛の女性と終始一緒に作業する。

至福の時ではあったのだが…



出来上がった純白のドレスを見上げてコンは遠い目をしてしまう。

似合うだろうさ、きっと似合うとは思うよ。

何か間違っていると言われても、真咲母さんが選んだデザインは一護を引き立てると思う。

思うのだが…



「ウエディング・ドレスっすよ?」



「そうね」



「一護…男っすよね?」



「そうね、間違いなく私の息子よ」



ダメだ…何を言っても真咲母さんには通じない。

コンは声も出せず滂沱ぼうだした。



ウキウキと、真咲母さんはヴェールとブーケも用意して

何故かドレスの前で首を傾げている。



「真咲母さん?」



「やっぱりついのタキシードも必要よね」



これも作ってみたいんだけど良い?

デザインはコレ・とイラストを見せながら問いかけられる。



……何でもお手伝いいたします。好きにして下さい。

がっくりとコンは項垂れた。







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