----------浦→一(黒)
□ホントの気持ち 「キミのことが好きだと言ったけれど、アレは嘘。本当は愛してる。」 「俺もアンタのこと好きだって言ったけど、実は嘘。 本当は姿を見るのも嫌。声を聞くのも嫌。アンタの存在自体、煩わしくて仕方ない。」 それが今、当社比で5倍になったね。 取り消して欲しいな。その言葉。 最上級に気持ち悪い。 なにソレ、俺への嫌がらせ? ----------浦スレ一 □酷い子供 最近面白かったこと。 あのオトナに「大っキライ」って笑顔で言ったこと。 そりゃあもう、あん時のアイツの顔は最高だった。 それまでニコニコしてたのが一瞬で崩れ去った。 信じられない・って表情で、掠れた声で訊いてくるんだ。「ご冗談を・・・」って。 冗談だと思うんなら何でそんなにアンタの声が掠れてんだよ。 言ってやったら俺の両肩をがっしりと掴んで「嘘でしょう!?」だってさ。 叫ぶな。耳元でうるさい。それに痛いっつーの。 でもやっぱアンタってサイコー。 その声、その表情。必死な様子。どれもが俺を愉快にしてくれる。 いいね。俺のせいで何かが壊れていくっていうのは。 それまで作り上げてきたものを一瞬で壊す。 物凄い快感だ。それこそセックスなんか足元にも及ばないほど。 「じゃあな」 そう言って俺はアイツの前から去った。 コレのために俺はずっと演じてきたんだ。 アイツが望むように。アイツが求めるように。 そして、この一瞬でその全てをぶっ壊した。 たまらない。 これまで体験したことの無いようなエクスタシー。 最高だよ、浦原。 ----------黒浦一 □酷い大人 ここ最近、最も愉快だったこと。 あのコドモに「大嫌い」と告げたこと。 そうすると琥珀色の綺麗な瞳がじっとアタシを見詰めてきたんだ。 キミみたいな餓鬼がアタシに好かれているとでも思った? 自惚れないでね。虫唾が走る。 ニコニコと音がしそうなくらい満面の笑みで言ってやった。 顔を真っ赤にして起こるかと思ったら、意外や意外。 それは一瞬。それは静かに。 綺麗な琥珀色がただの石ころになった。 琥珀が光を失ったまま、アノ子はアタシの部屋から出て行った。 「そうか」と言って。足音すら立てずに。 あの変わりよう。予想以上。 なんて快感だろうか。 だってそうでしょう? あの全てはアタシが作り上げたもの。 そして、それを一気に叩き壊したのもアタシ。 愉悦に口が歪んでおさまらない。 「・・・くっ・・・・・・くくっ」 嗚呼、笑い声が殺しきれない。 「くっ・・・あ、あはは・・・・・・はは・・・あははははは!」 最高ですよ、黒崎サン。 ----------浦一 □不安 「必ず惚れさせて見せます。」 「それはいつまでに?期間はどのくらい?」 「もちろん一生かけて。」 「そう。」 でもそれは、俺が死ぬまでだろう? 俺が死んだ後は? アンタはまだずっと生き続けるだろうに。 一生、なんて。 アンタにとってはただの一瞬。 俺にとって長い道のりであっても、 アンタにとって、それは軽い散歩にもならないほど。 そんな軽いもの、俺には何の価値もない。 一生かけて惚れさせる、なんて。 アンタの遊びに付き合うつもりはない。 ----------黒コンVS石田 □恨み 「失せろ。メガネミシン。 テメーに一護は勿体な過ぎる。」 一護の姿で言う台詞はなかなか爽快だ。 ちなみに、コイツがオレのスーパーボディの後頭部を 滅却師仕様にしやがったことはもちろん忘れてねェからな。 ----------黒コンVS浦原 □自信 「自惚れんなよ、クソ下駄。一護にテメーは必要ない。」 「それはキミも同じでしょ?」 「本当にそうだと思うか?」 ----------黒コン→一護 □たった一つの大切なもの 一護を傷つけるヤツはみんなみんな大嫌いだ。 全て無くなってしまえばいい。この世からも、あの世からも。 ----------コン □誓い 破棄されるはずのオレを救ってくれたあの二人。 漆黒の女神様と太陽の御子。 この人たちのためなら、オレは何だってしよう・・・そう思った。 ----------コン&雨竜→一護 □似たもの同士 オレは、オレを勝手に作って勝手に捨てようとした死神たちが憎い。 憎くてしょうがない。 まさにオレにとって死神は憎悪の対象だ。 でも、あの人たちは特別だった。 あの人たちは、本当にオレにとっての「神様」だったんだ。 僕は死神を憎む。僕の大切な人を死なせたから。 僕は死神を憎む。弱かった僕を隠すために。 僕は死神が嫌いだ。その存在そのものを嫌悪した。 だけど例外と言うものはどんな場合でも現れるらしい。 僕の常識をぶち壊して、曇った空気を取り除いて。 ありがとう・と、今なら言える気がする。 「こんなオレとお前との共通点。」 「こんな僕と君との共通点。」 「死神が嫌いなところ。」 「そして」 「黒崎一護に惹かれているところ。」 ―――自分達は、けっこう似た者同士なのかもしれない。 |