[人物設定]
※( )内は第二次射手座の日戦争勃発(AC515)時の年齢 ◆キョン(23) 帝国所属コロニー『N2』出身。 ハルヒとは幼馴染だが、10歳の時に両親の都合で帝国本土へ行くことになり、離れ離れに。 また帝国本土に移り住んですぐ、両親が事故で死亡。妹も重傷を負う。 その後、妹に最新の治療を施すことを条件とし、帝国の軍属となって作戦立案のための教育を受ける。 射手座の日戦争開戦(AC506)の翌年、15歳で戦場に立つ。 当時22歳の准将(=会長)の補佐官(作戦立案が中心)として、名前を公にしないまま戦場一年を過ごす。 その際、軍服の色は黒。一人称は『私』で、基本的に敬語。 尚、作戦の非道さ(敵殲滅数の多さ)及び名前等の個人情報が一切が公表されなかったことで、敵味方問わず『死神』と呼ばれるようになる。 戦争終結(AC508)と同時に軍を退役。 またこの時にはすでに妹も治療が完了し、健康体になっている。(ただし専用施設での隔離生活が長かったため、年齢の割に幼い言動が目立つ。) 17歳の時、帝国本土へ移住してきたハルヒと再会。そのまま半ば無理やり士官学校に入学させられる。 20歳で士官学校卒業以降、ハルヒの元で作戦参謀を担当。 地位は中尉。軍服の色は青。 ◆会長(29) ストーリー上、『准将』『少将』『中将』等と記載する。 射手座の日戦争勃発前より軍属。 軍服の色は黒。 18歳で軍属となり、21歳の若さで准将にまで上り詰めた有能者。 また射手座の日戦争終結までの一年間、『死神』を傍に置いたことで更なる功績を上げ、少将となる。 周囲からは『黒衣の准将(少将)』の他、『死神つき』『死神に愛された男』『死神の飼い主』等と呼ばれることも。 『死神』の作戦を多用したこともあって、おそらく軍の中でも人(敵)を殺した数は上位に入る。 時折『死神』を愛している等の発言・独白があるが、第一次射手座の日戦争中のそれが恋愛感情としての「愛している」かどうかは不明。("有用な道具"に対する愛情表現である可能性も考えられる。) ただし、『死神』の意志を尊重し、大切に思っているのは事実。 キョンが退役してから再び軍属になるまでの間に中将へと昇進する。 ◆涼宮ハルヒ(23) 帝国所属コロニー『N2』出身。 一般人であり、「神」的能力は無い。ただし基本的な能力が一般人よりも遥かに高い。 10歳の時、幼馴染のキョンと離れ離れになるが、17歳の時、軍属となるため帝国本土へ移住してキョンと再会。そのままキョンを半ば無理やり自分と同じ士官学校に入学させる。 離れ離れになっていた間のキョンの過去は知らない。(ただの学生だったと思っている。) 個人としての能力は非常に優秀。 ただし、実は「宇宙軍に入りたい理由=宇宙に出て宇宙人に会いたい」だったりするのが彼女らしいところ。 20歳で士官学校卒業後、異例ながらも大佐として帝国軍に所属する。 戦争初期に昇進し、上級大佐となる。軍服の色は赤。 ◆古泉一樹(24) 帝国本土出身。 超能力者ではない。 帝国軍士官学校卒業後、帝国軍機密情報管理局(通称『機関』)に配属される。 『機関』所属であることは明かさぬまま、涼宮ハルヒ大佐の下で幕僚総長として働く。 名目上は、ハルヒの階級に対してキョン達三人の階級が低く、彼らでは(幕僚関係の)補佐足り得ないのでそれを補うためというもの。 尚、『機関』の仕事には監査も含まれており、古泉にはハルヒ達の監視という役割もある。 ただしSOS艦隊に入ってからの三年間で、かなりハルヒ達に絆された模様。 地位は少佐。軍服の色は緑。 ◆長門有希(23) 帝国所属コロニー『N7』出身。 宇宙人ではない。 幼い頃から特殊な教育を受けており、情報操作能力に長ける。 それを生かし、涼宮ハルヒ大佐の下で情報参謀として働く。 表情が乏しく、感情を表に出すことはない。 むしろ周囲からは感情が無いと認識されており、これはその特殊な教育の所為ではないかという話もある。 が、キョンはその静謐な瞳から感情を読み取ることが出来る。 地位は中尉。軍服の色は白。 ◆朝比奈みくる(23) 帝国所属コロニー『N1』出身。 未来人ではない。 涼宮ハルヒ大佐の下で補給部隊長(兼SOS艦隊のマスコットキャラ)として働く。 戦闘時は主に後方で待機し、補給の任を担う。 可愛らしく庇護欲を誘う外見の割には、意外としっかり(がっつり)補給物資を手に入れてくる凄い人。 地位は中尉。軍服の色はピンク。 [人物以外] ◆帝国・共和国 宇宙に広がる国々の中でも特に大きな二国。 長い歴史の中、絶えず戦争を繰り返してきた。(冷戦を含む) 帝国は皇帝を頂点とする専制君主制。皇帝の血を引く者が次の皇帝となり、政治(と軍事)を司る。また他の皇族も政治・軍事に深く関わっている。 共和国は大統領を頂点とする議会制(やや独裁民主主義の傾向にある)。大統領は一定期間毎に国内から選ばれる。 ◆地球 宇宙に進出した人間の故郷。 現在は特定の国のものではなく、地球全体をどこにも属さない一つの中立地帯としている。 武器の持ち込みは原則として禁止。 地球上に『国』が存在しないため、そこで生活する人々は各国から派遣された『管理者』という立場にある。 尚、彼らの生活様式にこれと言った特殊性は無い。 ただし国家間の軋轢など殆ど無く生活していることから、それぞれの国の文化が混じり合っていることが挙げられる。 ◆帝国軍機密情報管理局 通称『機関』 元・帝国軍第二統括課第三分室で、第一次射手座の日戦争終結後のAC510に名称変更。 古泉が士官学校卒業後に配属された。 軍内部の監査や他国の情勢を探る等、様々な役割を持つ組織だが、その名の通り主に情報を取り扱う。 仕事の内容ゆえに帝国軍内部でも独立性の高い組織である。 その一方で優秀な人材を発見した時などはすぐに軍上層部へと連絡が付けられる仕組みにもなっており、独立性を保ちながらも軍内部での影響力は強い方だと言える。 ◆戦死者の館《ヴァルハラ》 会長が指揮を執る艦隊を一まとめにした通称。 正確には、その艦隊の旗艦(会長が乗船している艦)及び旗艦隊の名前。 旗艦《ヴァルハラ》は帝国が保有する戦艦の中では大きな部類に入り、また攻撃力・防御力・推進力のどれを取っても高い数値を持つ。 鋭角的なフォルムを持ち、色は全体的に黒く、一部に銀色のラインが走っている。 他のヴァルハラ級艦のモデルとなった。 この艦が会長に与えられたのは、それまでに上げた成果と能力に対する軍上層部からの期待ゆえ。 また『死神』も乗船するようになって以降、《ヴァルハラ》は敵にとってそれまで以上に大きな恐怖の対象となった。 尚、旗艦《ヴァルハラ》の船員(ブリッジの人間)や小艦隊代表者達は『死神』と呼ばれた人間が当時15・6歳の少年だったことを知っている。 彼らは会長が厳選した人員であるため、不用意に『死神』のことを口外することはなかった。 また年齢だけで相手を見下げるのではなく、その能力を正当に評価し、自分達の司令の補佐官足り得ることを認めていた。 ただし小艦隊代表者達の中には、『死神』の能力の高さを認めるがゆえに『死神』に恐怖を抱き、彼を消そうと思った者も存在する。 旗艦《ヴァルハラ》の指揮下には戦乙女《ヴァルキュリア》、戦士の魂《エインヘリャル》、黄金の雄鶏《グリンカムビ》等が入っている。 ◆雷神の鎚《ミョルニル》 ハルヒが指揮を執る艦隊(キョン達の艦隊を含む)の通称。 正確には、その艦隊の旗艦(ハルヒが乗船している艦)及び旗艦隊の名前。 しかしながらハルヒ自身は(キョン達の艦隊を含めた)己の指揮下にある艦隊全体のことを「SOS艦隊」と呼ぶ。(語源は不明) また旗艦及び自身が直接指揮を執る船を一纏めにして「涼宮艦隊」や「涼宮ハルヒ艦隊」という名称を用いている。 同じくキョンの所には「キョン艦隊」(正式名称《グライベル》)、古泉の所には「古泉くん艦隊」(正式名称《イルアン》)、長門の所には「ユキ艦隊」(正式名称《メギン》)、みくるの所には「みくるちゃん艦隊(みくるちゃん補給艦隊)」(正式名称《ギョルズ》)という呼び名が付けられている。 各艦(隊)の色は、各々の軍服の色と同じ。 形は、みくるの艦を除いてほぼ同じ。 ただし役割ゆえに、みくるの船が一番大きく(ナグルファル級)、続いてハルヒ(グングニル級)。キョン、古泉、長門の船は同じサイズ(準グングニル級)。 みくるの船は防御と推進力重視、ハルヒの船は防御と攻撃力重視、キョンと古泉の船は平均的な攻撃力・防御力・推進力、長門の船は推進力重視で次いで攻撃力もやや高め。 以下、随時追記。 |