家族の傷を癒して、皆の記憶を入れ替えてから眠りについた一護。
その一護にに忍び寄る影・・・



「グッモーニンッ イッチゴー!!」
「ギャー!!」



黒崎一護、15歳。
本日もいつもどおり、騒がしすぎる朝を迎えた。












カノジョトノサイカイ











どうやら家族の話を聞いていると、昨夜虚によって出来た大穴は トラックのせいになっているらしい。

(なるほど・・・こんな風になるのか。)

尸魂界の道具に感心しながらも、妹達に呼ばれて一護は朝食を食べに踵を返した。
とりあえず本日学校に遅刻することは必至だろう。














2限と3限の間の休憩時間。
一護が教室の前まで来ると、クラスメイトの有沢竜貴の声が聞こえてきた。

「トラックぅ!?じゃあ何?あいつケガしたの!?それとも死ん・・・」
「でねえよ。」

彼女の後頭部にかばんで突っ込みを入れる。
その後、軽く友人達と話をして席に着こうとして一護は目を見開いた。

(・・・!朽木ルキア!?)

なんと隣には昨夜の死神、朽木ルキアが座っていた。
彼女は一護と目が合うと、

「あなたが黒崎くん?よろしく!」

と言い放つ。
そりゃあもう、すがすがしく。

(ど、どういうことだ!?)

混乱していても始まらない。
一護はルキアに事情を聞くため、彼女を教室から連れ出した。
















話を聞くと、昨夜の戦いにより霊力が極端に低下し、 彼女は尸魂界に帰れない身となってしまったそうだ。
現在は力が戻るまで義骸に入って生活するつもりだという。

「住む所はどうするんだ?」

素朴な疑問を投げかけてみる。
ルキアから返ってきた答えは、苦笑。
一護は「はぁ」とため息をついて、

「ホントにどうすんだよ・・・」

と零す。
ルキアはそんな一護の様子を見て、少し言いにくそうに話し出した。

「そ、それなんだがな、一護。 できればおぬしの部屋にかくまってはくれまいか?」
「・・・・・・え?」

聞き返す一護にルキアは続ける。

「ほら!私は一護の秘密を知ってしまったし・・・まあ、監視するようなつもりで!」
「あ゛ー・・・わかった。別に構わねぇけど、あんたは女で俺は男だぞ?それでもいいのか?」

一護にルキアをどうこうするつもりはこれっぽっちもないが、一応たずねる。

「かまわん!私とおぬしだ、何も起こることは無いだろう。」
「あっそ。それなら、これからもよろしく?ルキア。」
「ああ。よろしく頼む。」


これが、奇妙な共同生活の始まり。






















ルキイチじゃないですから!あってもルキ→イチですから!

ほんとは浦一にしたいんですけど、コンが出るまで浦原さん出番ないし!

無理矢理にでも作るべき!?



この一護さんはルキアにちょっと甘めです。泊まる所も提供してるし。

これはもともとの性格もあるのですが、

もしもっと早く本気を出していれば、ルキアも傷つくことが無かったのでは・・・と感じているからなんです。

責任感が強くて、人が傷つくことには凄く敏感な子なんです。












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